朗読会@マンマミーア

春先に、ずっと心にひっかかっていた大事な場所で、朗読ができることになりました。 
http://m----a.blogspot.jp/



滋賀県にあるマンマミーアさんに初めて伺ったのは、2008年春のことでした。
母の病気で、実家のある三重県津市にしばらく滞在し、病院通いと古い家の片付けの毎日で、少し気持ちがめいっていました。ちょうど高田竹弥さんの展覧会がマンマミーアさんであり、津市から隣の滋賀県甲賀市まで電車を乗り継ぎ、向かうことにしました。・・・といっても、乗車時間1時間、乗り継ぎの待ち時間も同じだけという、ちょっとした旅行です。しかも何を思ったか、ようやくたどり着いた寺庄駅の向かいの売店(お米屋さんだったか、なんだったか・・・)で貸し自転車を借り、手元のDMにある地図を頼りに、ペダルを漕ぎ出しました。

4月の頭で陽射しも暖かくて、久しぶりの自転車で、とても気持ちよく漕いでいられたのはほんの数分だけ。しばらく行くと住宅が消え、人が消え、目の前には車道と山と大きな空だけ・・・。だんだん不安になってくるも通りには人がおらず、道を尋ねる事もできません。「あってるあってる。このままいけば絶対に着く」と唱えながら、汗も冷や汗もかきながら、とにかく山道をひたすら漕いでいくと、ようやく梅の木を眺めていた一人のおばあさんに出会いました。地図を見せて、「昔小学校だったそうなのですが・・・」と尋ねると、おばあさんは前方右を指差し、「あの山の向こ」とさらっと教えてくれました。「あの山の向こうって!!!」

もうその頃には不安もすぎ、なんだか可笑しくなってきて、笑いながら坂道を立ち漕ぎしていました。可笑しくて可笑しくて、母のことも家の片付けのことも、そして今の自分の状況も可笑しくて、汗とか鼻水とかいろんなものを出しながら自転車を懸命に漕いでいました。そしてようやく辿り着いたその先に、元は木造校舎だったのを改装したというマンマミーアさんがありました。いろんな感情があふれている私と正反対に、ただただ静かに、そこに在りました。そして自転車をとめ、ギャラリーに一歩入ると、オーナーの川端さんが手に一輪の花をもってやっぱり静かに佇んでいらっしゃいました・・・。


その後のこと・・高田さんと高田さんの作品との再会も、そして展示の一部となっていた立原道造の詩集のことも、今思えば今回の朗読に繋がっているのだなと思います。朗読をするその日は、高田さんはじめ4人の作家さんによる「間」の展覧会が行われています。
日頃都内で朗読会のご案内をさせて頂いている方には少し遠いのですが、近況報告方々、ご案内させて下さい。

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「間」展覧会概要 http://m----a.blogspot.jp/p/blog-page.html
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マンマミーアでは『間』の会期中以下のイベントをします。
http://m----a.blogspot.jp/
作り手による「間」の座談会と、岡安圭子による詩の朗読会
2013年3月30日(土)17:30〜
(座談会17:30〜 朗読会18:20〜)
参加費/2,000円(軽食あり)
定員/30名 ※予約制
開催場所/gallery-mamma mia

和蝋燭を作っている大西巧さんの手で灯された空間です。
大西巧 http://www.warousokudaiyo.com/



【ご予約・お問い合せ】
☎0748−86−1552(マンマミーア)

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