朗読会@カワウソ 終了しました

昨日、無事に朗読会を終えることができました。 ご来場頂きました皆様、メッセージを頂いたりお気遣い頂いた皆様、そしてカワウソさま、ありがとうございました。

朗読会のタイトル”Auditory Organs”とは、「聴覚器官」という意味です。お腹の中の胎児が一番最初に発達する五感は「聴覚」だということと、そして一説よると人が死ぬ時も最後まで機能しているのが「聴覚」であると聞き、人間にとって「聞く/聴く」ということが、実は思っている以上に大事なことなのかもしれないと思いました。そしてその聴覚にとってよい音を届けたいという思いを込めて付けました。


写真は準備中の様子です。カワウソのお二人とたわいないお話をしながら、いつもなら緊張する時間をゆったり過ごすことができました。


初回は串田孫一さんの『音楽の絵本』より、川沿いにあるこの場所にちなんで水に関係する8編のエッセイを朗読しました。
蝋燭/壜/昨日/石段/水/岸辺/金星/隅田川
(日本文藝家協会により著作権許諾)

最後の「隅田川」には、小さなカメラマンを含む子供が二人登場します。
カワウソさんは隅田川沿いのギャラリーであることと、写真家さんお二人が営まれているということから、朗読会の読み物を考えている最中にこのエッセイを見付けたときには、神様からそっと答えをもらったような気がしました。

午後7時に始まり、ベランダから陽がどんどん暮れて行く様を背景に朗読させて頂くのはとても贅沢な時間でした。 昼間の暑さを和らげるような優しい風もまた心地よかったです。路地で子供が歌を歌っているのが微かに聞こえたり、川面を屋形船が通る気配を感じたりと、いろんな「音」が入り交じって、会のタイトルにふさわしいイベントになったのではないかと思いました。